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はじめての一人暮らし
学生の時、実家から離れて初めての1人暮らし。決して裕福とは言えない実家の事情もあり、家賃はかなり安めの賃貸アパートを選ぶしかなかった。
一つだけ、学校からとても近いことありがたかった。立地だけを見れば、完璧である。
しかし、案の定、安い物件にはワケがあるのだった。何が最悪だったかというと、隣の音が丸聞こえであるということ。つまり壁がものすごく薄い造りだったのだろう。
隣のシャワーや、トイレの水を流す音ぐらいが聞こえてくるのはある意味、仕方が無いことだと思う。しかし、お客さんが来てそれほど大きい声で話しているとは思えないぐらいの声量でもこちらにまる聞こえだ。
ということは、反対にこちらの生活もまる聞こえであるということ。このポイントだけは、入居を決めるときに見抜けなかった欠点だった。一度入居を決めたからには易々と引っ越す訳にもいかなかったので、そこで暮らした2年間はとてもひっそりした味気ないものだった記憶がある。部屋で満足に、テレビの音量を上げることができず、友人を呼ぶのもはばかられる、ましてや彼氏など到底呼びづらかったものだ。
それ以降、賃貸アパートの物件情報を調べるときは、実際どれだけ隣の音が聞こえるか?を実験させてもらっている。賃貸料に見合った防音対策が対処されてなければ、せっかくの生活が台無しになってしまうからだ。
見取り図や営業マンの説明だけで判断できないポイントまできちんとチェックすることが大切だ、と思った私の経験である。
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